[[管理者]] RMeCabパッケージ 統計解析・グラフィックス作成環境 &size(18){[[R:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]]}; から日本語形態素解析ソフト''&color(blue){和布蕪};( [[MeCab:http://mecab.sourceforge.net/]] )''を呼び出して使うインターフェイス &size(18){[[R:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]]}; は [[ここ:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]] から,自分のOSにあったファイルをダウンロードしてください.例えばWindows版なら,''[Windows]->[base]''とクリックし,''R-2.6.2-win33.exe''をダウンロードします.後はダブルクリックを繰り返せばインストールできます.なお、Windows版の場合は起動直後に日本語の設定をしてください。メニューの ''[編集]->[GUIプリファレンス]->[Font]'' で ''MS Gothic'' を選び ''[save]'' を押して、保存先はデフォルトそのままに''マイドキュメント''に保存します。その後は ''[OK]'' を押して操作を続行します。なおRを終了させる際、workspace(作業情報)を保存するかと聞いてきますが,Yes でも No でもどちらでもお好みで。 #contents [[古いバージョン>SoftArchive]] * 注意 [#heaccda4] ダウンロードの際、''&color(red){ファイル名を一切変更しないください!};'' . Rはインストール時に、ファイル名と中身のチェックを行います.ファイル名が中身の情報と一致しない場合、インストールを拒否します.特に Internet Explorer 6 はファイル名に [1] を付記することがあります.この場合は手作業でファイル名を元通りに変更してください. /////////// * &color(blue){&size(18){Windows 版バイナリ}; }; : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33.zip); [#a34377ee] /////////// インストール手順 + まず''&color(red){MeCab};''をインストールしてください.[[ここ:http://mecab.sourceforge.net/]] から [[win32バイナリmecab-0.97.exe:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=205277]] をダウンロードしてインストールします.インストール先は標準の ''[[C:\Program Files\MeCab]]'' で構いません.また文字コードは Shit-Jis のままで構いません. +次にwin32 用Rパッケージ ''&color(blue){RMeCab_***.zip};'' をRにインストールします.*** の部分はバージョン番号です.Rのメニューから''[パッケージ]''→''[ローカルにあるzipファイルからのパッケージのインストール]''を選んで,ダウンロードした ''&color(blue){RMeCab_***.zip};''ファイルを指定します. + RMeCab パッケージをインストールしたら,ここで,いったん ''&color(red){R を終了させます};''. + 続いて,次の作業をしてください. ''[[C:\Program Files\MeCab\bin]]'' に''&color(red){libmecab.dll};'' というファイルがありますので,これを R のライブラリ関連フォルダにインストールされた RMeCabパッケージ用のライブラリフォルダ ''libs'' にコピーします.具体的には ''[[C:\Program Files\R\R-2.6.2\library]]'' の中に ''[[RMeCab\libs]]'' というフォルダができているはずですので,そのフォルダの中に'' &color(red){libmecab.dll};'' をコピーしてください. ++ なお Vistaの場合 (場合によっては XP でも) 、Rのインストール後にユーザーが追加したRライブラリ類は、個人フォルダにインストールされていることがあります.例えば個人名のフォルダの中に''「ドキュメント」''->''「R」''->''「win-library」''->''「2.6」''があり,その中に ''RMeCab\libs'' フォルダがあるかもしれません。 + 再びRを起動して,メニューから''[パッケージの読み込み]''を選んで RMeCab を読み込みます.さっそく[[機能>software#kinou]]を試してみてください. /////////// * &color(blue){&size(18){Macintosh 版バイナリ};}; : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33.tgz); [#u3d0ceba] /////////// インストール手順 +まず''&color(red){MeCab};''をインストールしてください.[[ここ:http://mecab.sourceforge.net/]]から[[ソース版 mecab-0.97.tar.gz:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=204917]] を取得します.同じく[[辞書 mecab-ipadic-2.7.0-20070801.tar.gz:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=205275]] もダウンロードしてください.バージョンを表す数字は適当に読み替えてください. + terminalを起動して,ダウンロードしたフォルダに移動します.仮にこれを Downloads フォルダとします. $ cd Downloads $ tar zxvf mecab-0.97.tar.gz $ cd mecab-0.97 $ ./configure --with-charset=utf-8 $ make $ sudo make install ++もしも sudo make install を実行すると make Error , Permission denied などと表示される場合は次のようにしてください. $ chmod 700 install-sh $ sudo make install +辞書もインストールします $ tar zxf mecab-ipadic-2.7.0-20070****.tar.gz $ cd mecab-ipadic-2.7.0-20070**** $ ./configure --with-charset=utf-8 $ make $ sudo make install +次に R を起動します. メニューから'' [パッケージとデータ]→[パッケージインストーラ]''を選びます.一番上の''CRAN''と表示されているメニューを''[このコンピューター上のバイナリパッケージ]''に変更します.右下の ''installボタン''を押して,ダウンロードした ''&color(blue){RMeCab_***.tgz};''を選びます.*** の部分はバージョン番号です. ++ インストールする権限がないといわれた場合は,自分のホームに例えば RLibs などというフォルダを新規作成します。そして,やはりホームに ''.Renviron''というファイルを作成し,中身を次のように編集してください. R_LIBS=/Users/ishida/Rlibs ''ishida'' の部分は terminal 画面の $ マークの前に表示されているログイン名に変えてください.terminal上では以下のようにしても作成できます. $ echo 'R_LIBS=/Users/ishida/Rlibs' > .Renviron $ cat .Renviron ++ その上で,Rを起動しなおして,再びRMeCab パッケージをインストールする手続きを行い、ファイルを選ぶ前に ウィンドウ下の ''[ユーザーエリア]'' にチェックを入れておきます. + これで準備は完了です.さっそく[[機能>software#kinou]]を試してみてください. ++ 万が一文字化けするような場合は, > Sys.getlocale() > Sys.setlocale("LC_CTYPE", "ja_JP.UTF-8") を実行してみてください. /////////// * &color(blue){&size(18){ Linux 版バイナリ};}; : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33_R_i686-pc-linux-gnu.tar.gz); [#if54b9e9] /////////// &aname(kinou); * 機能について [#qd923f5b] + RMeCab パッケージを利用するには以下のコードを画面の ''&color(blue){>};'' の右に入力して、''Enter'' を押して実行します. ** &color(blue){RMeCabC()関数}; :短文の処理 [#f7c47471] > library(RMeCab) > kekka <- RMeCabC("すもももももももものうち") > unlist(kekka) # 第二引数 1 を加えると形態素原型を返します. //1.1ヴァージョンより > kekka <- RMeCabC("ご飯を食べた",1) > unlist(kekka) # 名詞 助詞 動詞 助動詞 # "ご飯" "を" "食べる" "た" # > kekka <- RMeCabC("ご飯を食べた",0) > unlist(kekka) # 名詞 助詞 動詞 助動詞 # "ご飯" "を" "食べ" "た" > unlist(kekka) [names(unlist(kekka)) == "名詞"] # ご飯 # 入力する文章が長い場合は第三引数を指定してください # 目安は入力する文章の文字数の2倍です。 > kekka <- RMeCabC("...を食べた",0, 2056) ** RMeCabDF()関数: データフレームの指定列を解析 [#y1d54dcf] No,Reply 1,写真撮ってくれよ 2,写真とってください 3,写真とってね 4,写真とってください 5,写真とってね と言うファイルが c:/work/photo.csv にあったとして dat <- read.csv("c:/test/photo.csv", head = T) #と読み込んで RMeCabDF(dat, 2) # datという読み込んだデータの二列目に日本語がある とすると,二列目のデータをすべて形態素解析にかけます. [[1]] 名詞 動詞 助詞 動詞 助詞 "写真" "撮っ" "て" "くれ" "よ" [[2]] 名詞 動詞 助詞 動詞 "写真" "とっ" "て" "ください" # また RMeCabDF(dat, 2, 1) # とすると,形態素原型を返します. # 入力する文章が長い場合は第四引数を指定してください RMeCabDF(dat, 2, 1, 5120) # 全角2560文字 (5120/2)を想定 ** &color(blue){RMeCabFreq()関数}; : ファイルから頻度表を作成 [#b4d1df74] # カレントディレクトリ(getwd()で確認できます)にこんな中身のファイル sushi.txt &ref(sushi.txt); があったとして #昨日寿司を食べたけど,今日も寿司を食べたいな.明日も寿司を食べたいな.寿司は体にとても良い.きっと頭にも良いだろう. > kekka <- RMeCabFreq("sushi.txt") > kekka Term Morph1 Morph2 Freq 1 きっと 副詞 一般 1 2 とても 副詞 助詞類接続 1 3 う 助動詞 * 1 4 た 助動詞 * 1 5 たい 助動詞 * 2 6 だ 助動詞 * 1 7 は 助詞 係助詞 1 8 も 助詞 係助詞 3 9 けど 助詞 接続助詞 1 10 に 助詞 格助詞 2 11 を 助詞 格助詞 3 12 な 助詞 終助詞 2 13 食べる 動詞 自立 3 14 体 名詞 一般 1 15 寿司 名詞 一般 4 16 頭 名詞 一般 1 17 今日 名詞 副詞可能 1 18 明日 名詞 副詞可能 1 19 昨日 名詞 副詞可能 1 20 良い 形容詞 自立 2 21 . 記号 句点 4 22 , 記号 読点 1 ** &color(blue){RMeCabText()関数}; : 和布蕪の出力をそのまま得る [#mbd05b1f] # その他,和布蕪の出力をそのままリスト形式で出力する関数 > RMeCabText("test.txt") [[1]] [1] "昨日" "名詞" "副詞可能" "*" "*" "*" [7] "*" "昨日" "キノウ" "キノー" [[2]] [1] "寿司" "名詞" "一般" "*" "*" "*" "*" "寿司" "スシ" "スシ"