software のバックアップの現在との差分(No.12) - アールメカブ

アールメカブ


software のバックアップの現在との差分(No.12)


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[[管理者]]


RMeCabパッケージ
&size(20){&color(blue){[[RMeCab]]パッケージ};};

統計解析・グラフィックス作成環境 &size(18){[[R:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]]}; から日本語形態素解析ソフト''&color(blue){和布蕪};( [[MeCab:http://mecab.sourceforge.net/]] )''を呼び出して使うインターフェイス
&size(20){&color(blue){[[RCaBoCha]]パッケージ};};

&size(18){[[R:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]]}; は [[ここ:http://cran.md.tsukuba.ac.jp/]] から,自分のOSにあったファイルをダウンロードしてください.例えばWindows版なら,''[Windows]->[base]''とクリックし,''R-2.6.2-win33.exe''をダウンロードします.後はダブルクリックを繰り返せばインストールできます.なお、Windows版の場合は起動直後に日本語の設定をしてください。メニューの
''[編集]->[GUIプリファレンス]->[Font]'' で ''MS Gothic'' を選び
''[save]'' を押して、保存先はデフォルトそのままに''マイドキュメント''に保存します。その後は  ''[OK]'' を押して操作を続行します。なおRを終了させる際、workspace(作業情報)を保存するかと聞いてきますが,Yes でも No でもどちらでもお好みで。

#contents
[[古いバージョン>SoftArchive]]

* 注意 [#heaccda4]
ダウンロードの際、''&color(red){ファイル名を一切変更しないください!};'' . Rはインストール時に、ファイル名と中身のチェックを行います.ファイル名が中身の情報と一致しない場合、インストールを拒否します.特に Internet Explorer 6 はファイル名に [1] を付記することがあります.この場合は手作業でファイル名を元通りに変更してください.



///////////
* &color(blue){&size(18){Windows 版バイナリ}; }; : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33.zip); [#a34377ee]
///////////


インストール手順
+ まず''&color(red){MeCab};''をインストールしてください.[[ここ:http://mecab.sourceforge.net/]] から [[win32バイナリmecab-0.97.exe:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=205277]] をダウンロードしてインストールします.インストール先は標準の ''[[C:\Program Files\MeCab]]'' で構いません.また文字コードは Shit-Jis のままで構いません.
+次にwin32 用Rパッケージ ''&color(blue){RMeCab_***.zip};''  をRにインストールします.*** の部分はバージョン番号です.Rのメニューから''[パッケージ]''→''[ローカルにあるzipファイルからのパッケージのインストール]''を選んで,ダウンロードした ''&color(blue){RMeCab_***.zip};''ファイルを指定します.
+ RMeCab パッケージをインストールしたら,ここで,いったん ''&color(red){R を終了させます};''.
+ 続いて,次の作業をしてください.
''[[C:\Program Files\MeCab\bin]]'' に''&color(red){libmecab.dll};'' というファイルがありますので,これを R のライブラリ関連フォルダにインストールされた RMeCabパッケージ用のライブラリフォルダ ''libs'' にコピーします.具体的には ''[[C:\Program Files\R\R-2.6.2\library]]'' の中に ''[[RMeCab\libs]]'' というフォルダができているはずですので,そのフォルダの中に'' &color(red){libmecab.dll};'' をコピーしてください.
++ なお Vistaの場合 (場合によっては XP でも) 、Rのインストール後にユーザーが追加したRライブラリ類は、個人フォルダにインストールされていることがあります.例えば個人名のフォルダの中に''「ドキュメント」''->''「R」''->''「win-library」''->''「2.6」''があり,その中に ''RMeCab\libs'' フォルダがあるかもしれません。
+ 再びRを起動して,メニューから''[パッケージの読み込み]''を選んで RMeCab を読み込みます.さっそく[[機能>software#kinou]]を試してみてください.

///////////
* &color(blue){&size(18){Macintosh 版バイナリ};};  : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33.tgz); [#u3d0ceba]
///////////


インストール手順
+まず''&color(red){MeCab};''をインストールしてください.[[ここ:http://mecab.sourceforge.net/]]から[[ソース版 mecab-0.97.tar.gz:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=204917]] を取得します.同じく[[辞書 mecab-ipadic-2.7.0-20070801.tar.gz:http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=205275]]  もダウンロードしてください.バージョンを表す数字は適当に読み替えてください.
+ terminalを起動して,ダウンロードしたフォルダに移動します.仮にこれを Downloads フォルダとします.
 $ cd Downloads
 $ tar zxvf mecab-0.97.tar.gz
 $ cd mecab-0.97
 $ ./configure --with-charset=utf-8
 $ make
 $ sudo make install
++もしも sudo make install を実行すると make Error , Permission denied などと表示される場合は次のようにしてください.
 $ chmod 700 install-sh
 $ sudo make install
+辞書もインストールします
 $ tar zxf mecab-ipadic-2.7.0-20070****.tar.gz
 $ cd mecab-ipadic-2.7.0-20070****
 $ ./configure --with-charset=utf-8
 $ make
 $ sudo make install
+次に R を起動します.
メニューから'' [パッケージとデータ]→[パッケージインストーラ]''を選びます.一番上の''CRAN''と表示されているメニューを''[このコンピューター上のバイナリパッケージ]''に変更します.右下の ''installボタン''を押して,ダウンロードした ''&color(blue){RMeCab_***.tgz};''を選びます.*** の部分はバージョン番号です.
++ インストールする権限がないといわれた場合は,自分のホームに例えば RLibs などというフォルダを新規作成します。そして,やはりホームに ''.Renviron''というファイルを作成し,中身を次のように編集してください.
 R_LIBS=/Users/ishida/Rlibs
''ishida'' の部分は terminal 画面の $ マークの前に表示されているログイン名に変えてください.terminal上では以下のようにしても作成できます.
 $ echo 'R_LIBS=/Users/ishida/Rlibs' > .Renviron
 $ cat .Renviron
++ その上で,Rを起動しなおして,再びRMeCab パッケージをインストールする手続きを行い、ファイルを選ぶ前に ウィンドウ下の ''[ユーザーエリア]'' にチェックを入れておきます.
+ これで準備は完了です.さっそく[[機能>software#kinou]]を試してみてください.
++ 万が一文字化けするような場合は,
 > Sys.getlocale()
 > Sys.setlocale("LC_CTYPE", "ja_JP.UTF-8")
を実行してみてください.


///////////
* &color(blue){&size(18){ Linux 版バイナリ};}; : &ref(SoftArchive/RMeCab_0.33_R_i686-pc-linux-gnu.tar.gz); [#if54b9e9]
///////////



&aname(kinou);
* 機能について [#qd923f5b]
+ RMeCab パッケージを利用するには以下のコードを画面の ''&color(blue){>};'' の右に入力して、''Enter'' を押して実行します.

** &color(blue){RMeCabC()関数}; :短文の処理 [#f7c47471]
 > library(RMeCab)
 > kekka <- RMeCabC("すもももももももものうち")
 > unlist(kekka)
# 第二引数 1 を加えると形態素原型を返します.
//1.1ヴァージョンより
 > kekka <- RMeCabC("ご飯を食べた",1)
 > unlist(kekka)
 #    名詞     助詞     動詞   助動詞 
 #  "ご飯"     "を" "食べる"     "た" 
 #
 > kekka <- RMeCabC("ご飯を食べた",0)
 > unlist(kekka)
 #    名詞     助詞     動詞   助動詞 
 # "ご飯"   "を" "食べ"   "た" 
 > unlist(kekka) [names(unlist(kekka)) == "名詞"]
 # ご飯
# 入力する文章が長い場合は第三引数を指定してください
 # 目安は入力する文章の文字数の2倍です。
 > kekka <- RMeCabC("...を食べた",0, 2056)
** RMeCabDF()関数: データフレームの指定列を解析 [#y1d54dcf]

 No,Reply
 1,写真撮ってくれよ
 2,写真とってください
 3,写真とってね
 4,写真とってください
 5,写真とってね
と言うファイルが c:/work/photo.csv にあったとして
 dat <- read.csv("c:/test/photo.csv", head = T)
#と読み込んで
 RMeCabDF(dat, 2)
# datという読み込んだデータの二列目に日本語がある
とすると,二列目のデータをすべて形態素解析にかけます.
 [[1]]
  名詞   動詞   助詞   動詞   助詞 
 "写真" "撮っ"   "て" "くれ"   "よ" 

 [[2]]
      名詞       動詞       助詞       動詞 
    "写真"     "とっ"       "て" "ください" 
# また
 RMeCabDF(dat, 2, 1)
# とすると,形態素原型を返します.
# 入力する文章が長い場合は第四引数を指定してください
 RMeCabDF(dat, 2, 1, 5120) # 全角2560文字 (5120/2)を想定

** &color(blue){RMeCabFreq()関数}; : ファイルから頻度表を作成 [#b4d1df74]
# カレントディレクトリ(getwd()で確認できます)にこんな中身のファイル sushi.txt &ref(sushi.txt); があったとして
#昨日寿司を食べたけど,今日も寿司を食べたいな.明日も寿司を食べたいな.寿司は体にとても良い.きっと頭にも良いだろう.

 > kekka <- RMeCabFreq("sushi.txt")
 > kekka
     Term Morph1     Morph2 Freq
 1  きっと   副詞       一般    1
 2  とても   副詞 助詞類接続    1
 3      う 助動詞          *    1
 4      た 助動詞          *    1
 5    たい 助動詞          *    2
 6      だ 助動詞          *    1
 7      は   助詞     係助詞    1
 8      も   助詞     係助詞    3
 9    けど   助詞   接続助詞    1
 10     に   助詞     格助詞    2
 11     を   助詞     格助詞    3
 12     な   助詞     終助詞    2
 13 食べる   動詞       自立    3
 14     体   名詞       一般    1
 15   寿司   名詞       一般    4
 16     頭   名詞       一般    1
 17   今日   名詞   副詞可能    1
 18   明日   名詞   副詞可能    1
 19   昨日   名詞   副詞可能    1
 20   良い 形容詞       自立    2
 21     .   記号       句点    4
 22     ,   記号       読点    1

** &color(blue){RMeCabText()関数};  : 和布蕪の出力をそのまま得る [#mbd05b1f]
# その他,和布蕪の出力をそのままリスト形式で出力する関数
 >  RMeCabText("test.txt")
 [[1]]
 [1] "昨日"     "名詞"     "副詞可能" "*"        "*"        "*"       
 [7] "*"        "昨日"     "キノウ"   "キノー"  
 [[2]]
 [1] "寿司" "名詞" "一般" "*"    "*"    "*"    "*"    "寿司" "スシ" "スシ"


** &color(blue){docMatrix()関数};  : 文書ターム行列を作成する [#dc0cc414]

# デフォルトでは名詞と動詞,形容詞のみを抽出するが,pos 引数で変更可能.