　福田首相は２２日午前の閣僚懇談会で、海上自衛隊イージス艦の衝突事故に関して、「防衛省の組織的な問題もあると思う。根底から組織を見直していかないといけない」と述べ、防衛省の抜本的な組織改革を検討するよう石破防衛相に指示した。

　これを受け、防衛相は同日付で「改革推進チーム」を省内に設置し、内局（背広組）と自衛隊の各幕僚監部（制服組）を統合・再編する案などの検討に着手した。

　政府は、首相官邸の「防衛省改革会議」（座長＝南直哉・東京電力顧問）の議論も踏まえ、組織改革を急ぐ構えだ。

　首相は懇談会で、防衛相への事故の連絡が遅れたことについて、「防衛相には引き続き省改革のために全力であたってもらいたい」と語った。防衛相を中心に組織改革に取り組むことで、野党からの辞任要求をかわす狙いもあるとみられる。

　さらに、首相は「すべての省庁で起こりうる事故かもしれない。危機をどう管理できるかで時の政府、内閣が問われる」と強調した。

　防衛省の改革推進チームには、背広組と制服組から計１５人が加わり、次官、統合幕僚長が参与として助言する。

　今回の事故を契機に、背広組と制服組の連携のまずさが改めて浮き彫りになっている。背広組と制服組の統合・再編は、組織の壁を取り払うことで、意思疎通を円滑にし、緊急時などの情報連絡体制を強化するなどの利点がある。さらに、「組織見直しに踏み込まないと、根本的解決にはならない」（石破防衛相）との危機感も背景にある。石破防衛相は防衛省改革会議で、「防衛力整備、実際の運用、国会審議・説明といった三つの機能に分け、背広・制服組が混在して閣僚を支える形もある」と提唱していた。
