「競争」も
　家庭から排出される二酸化炭素（ＣＯ２）を削減するため、仙台市は市民ぐるみでの取り組みを始める。２００８年度の新事業では、インターネットを通じて、市民のＣＯ２削減量を順位で示すなど、各家庭で身近なところから省エネ活動を実践してもらう運動を展開する。

　市はＣＯ２などの温室効果ガスの市民１人当たりの年間排出量について、１９９０年度の６・４４トンから、２０１０年度までに７％削減し、５・９７トンにする目標を設定している。しかし、０２年度の実績は７・２０トンで、１９９０年度に比べて逆に１２％増えており、ＣＯ２削減事業の推進が課題となっていた。

　これまで市が実施してきた啓発事業により、温暖化の必要性は市民に十分浸透したとして、今度は家庭でＣＯ２削減に向け具体的に行動してもらおうと、０８年度当初予算案に４３０万円を計上した。

　事業ではまず、電気やガスなどのエネルギーを節約して、どれだけのＣＯ２削減効果があるかを知ってもらうことから始める。「冷房温度設定を２７度から２８度に上げて１日当たり１００グラム減」「１キロ・メートル先への買い物を乗用車から自転車に変えれば４００グラム減」などと、ホームページや市政だよりなどでわかりやすく解説する。

　それぞれの家庭がどれだけ温暖化に影響を与えているかを示すため、電気やガス、水道、ガソリンなどの使用量をもとに、項目別のＣＯ２排出量診断も行う。インターネットや専用の用紙で申し込みを受け付け、家計簿方式で結果を返す。

　市民参加型の取り組みの目玉として準備しているのが、夏に実施する予定のＣＯ２削減量ランキングだ。インターネットを通じて参加でき、毎日、省エネした分で何グラムを削減できたかを公表する。全参加者の中で自分の削減量が何番目だったかがわかり、その後の取り組みの目安にもできる。約１か月のキャンペーンで、総合成績の優秀者には表彰などを行う。
