新庄の民家警官説得し逮捕

 　２６日午前７時４５分ごろ、新庄市の男性会社員宅（６３）で、妻（５７）から「長男が包丁を持って暴れている」と１１０番通報があった。

　新庄署員が現場に駆けつけると、木造一部２階建ての会社員宅の２階で、無職の長男（２４）が父親に包丁を突きつけて立てこもっており、父親を解放するよう、同署員らが家の中に入って説得を始めた。

　長男は窓から時折顔を出しては大きな声を出すなど興奮した様子だったが、約４時間後の午前１１時４０分ごろ、説得に応じて包丁を捨てたところを取り押さえられ、逮捕監禁の現行犯で逮捕された。母親は長男に頭を殴られ軽傷。父親は病院に運ばれたが、顔の骨を折っているほか、全身打撲で全治１０日間のけが。

　母親は同署に、「長男は精神疾患で投薬治療中だった」などと話しているという。長男は２５日から興奮状態で、父親ともみ合いになったといい、同署で詳しい経緯や状況を調べている。

　現場は住宅地で、事件発生当時は付近の住民が不安気な表情で集まったが、同署は長男を刺激する恐れがあるとして、現場から遠ざかるとともに、大きな音や声を出さないよう住民に要請。現場付近は一時緊迫した雰囲気に包まれた。現場近くに住む無職男性（６７）は、「（長男は）道で会うと大きな声であいさつをしてくれる、活発で気のいい人だった。驚いたが、早期に解決してほっとした」と話していた。
