2009 11 17 謝辞 MeCabを開発された工藤拓さんに心から感謝します。 http://mecab.sourceforge.net/ Rを開発された R Core Team そのほかの皆様に感謝いたします。 http://cran.r-project.org/ 石田基広 ishida at rmecab.jp このファイルは訂正と補足です. Windowsユーザー向けの内容と、Macintoshユーザー向けの内容が書かれています。 末尾に Linux ユーザー向けにインストール方法を簡単に説明してあります。 R のインストールの疑問点は以下のサイトをご覧ください。 http://www.okada.jp.org/RWiki/?R%20%A4%CE%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB ############################################################################### # # # Windows ユーザーの皆様へ # # ################################################################################    ファイルのダウンロードは左クリックか、    あるいは右クリックで[名前をつけてリンク先を保存]を選んでください。 zip ファイルは、右クリック[展開]で新しいウィンドウが開いて、解凍結果である data フォルダ表示されると思いますが、できない場合は以下に公開されているソフトをご利用ください。 http://www.forest.impress.co.jp/lib/ なおWindowsの設定によっては、data とだけ表示され、 data.zip とは表示されないかもしれません。 この.zipの部分を拡張子といいますが、以下のように操作して、 拡張子部分が表示できるようにしてください。 「スタート」ボタンから「マイ コンピュータ」を開きます。 「メニューバー」の「ツール」から「フォルダオプション」を選択します。 「フォルダオプション」画面が表示されるので「表示」タブを選択します。 「詳細設定」の「登録されているファイルの拡張子は表示しない」 のチェックを外します。 さらに「ファイルとフォルダの表示」で「すべてのファイルとフォルダを 表示する」を選択します。「OK」ボタンをクリックすれば設定変更が完了です。 本書の p.47 でコマンドラインから mecabを実行する方法について [スタート]->[すべてのプログラム]->[アクセサリ]->[コマンドプロンプト] Windows の場合,以下のように修正のうえ、実行してください. すなわち bin>mecab> を bin\mecab に修正してください. C:\Program Files\MeCab\bin\mecab c:\work\test.txt > c:\work\res.txt なお [スタート]->[すべてのプログラム]->[プログラム]->[MeCab]->[MeCab] を実行すると、mecabを単独で実行できます. 黒い画面内にテキストを入力しますが,日本語を入力するには, [ALT] キーを押しながら[全角/半角] ボタンを押して入力します. インストール手順 1. まずMeCabをインストールしてください. http://mecab.sourceforge.net/ から mecab-win32バイナリmecab-0.98.exe をダウンロードしてインストールします. インストール先は標準設定のまま C:\Program Files\MeCab とします.また文字コードは Shit-Jis のままとします. 2. 次に RMeCab_***.zip をRにインストールします. 1) まず http://groups.google.co.jp/group/rmecab/ あるいは http://cms.ias.tokushima-u.ac.jp/index.php?RMeCab から RMeCab をダウンロードします。 バージョン番号が新しいものをダウンロードしてください。 ダウンロードの際、名前が変更されないように注意してください。 2)R を起動します。 Vista ユーザーであれば、R のアイコンを右クリックし、 [管理者として実行] を選んだほうが良いでしょう。 Rのメニューから[パッケージ]→[ローカルにあるzipファイルからのパッケージの インストール]を選んで,ダウンロードした RMeCab_***.zipファイルを選んで インストールします. [win-libraryを作成したいのですか] と聞いてきた時は OK を押してください (この際,R はユーザーフォルダを作成します). また次のメッセージは警告で、RMeCabの実行に問題ありません。 Warning message: In file.create(f.tg) : fife 'C:\PROGRA~1\R\R-2*~1.0/doc/html/packages.html' を作れません, 理由は 'Permission denied'です 気になるのであれば, 管理者アカウントでログインして R を起動し(Vistaなら右クリック[管理者として実行])、その上でもう一度 RMeCab をインストールしてください. 続いてライブラリ libmecab.dll というファイルを配置します Rを起動して、次のコマンドを実行することで配置ができる場合もあります。 path <- paste(.libPaths(),"RMeCab","libs", sep = "/") file.copy("C:/Program Files/MeCab/bin/libmecab.dll", path ) **************** インストール後,Windowsの環境設定で MeCab へのパスを通すと, 続く 3)以下の処理は不要となります. すなわちコントロール・パネルの[システム]アイテムを起動し、 表示される[システムのプロパティ]ダイアログの[詳細設定]タブ(Windows 2000では[詳細]タブ) をクリックし、[システム環境変数] の PATH に ;C:\Program Files\MeCab\bin を追加します. 難しいと感じた場合には、以下の処理を行ってください ****************** 3) MeCabのWindowsパスを設定しなかった場合は, ここで,Rのライブラリフォルダがどこにあるかを確認してください. Rのコンソール画面で .libPaths() を実行すると分かります. 通常はRがインストールされたフォルダになります. A. この結果の最初の出力 ([1] のすぐ右横の表示内容) が [1] "C:/PROGRA~1/R/R-2*~*.*/library" のように (*の部分はバージョン番号)なっていれば, R 本体と同じ場所にあります.以下の手順の4.までを実行してください. B. .libPaths() の最初の出力が [1] "C:\\Document and Settings\\ishida\\Documents/R/win-library/2.7" あるいは [1] "C:\\Users\\ishida\\Documents/R/win-library/2.7" のようにユーザー名を含んでいる場合は,ユーザーフォルダにライブラリは インストールされています.以下の手順の4. は飛ばして,手順の5.,場合によっては 6. までを実行してください. 4) 続いて, MeCab? と R の両方が標準的なフォルダにインストールされた状態であり, またRのライブラリフォルダが R 本体と同じ場所にあれば,RMeCabInstall.bat.txtをRMeCabInstall.batと[名前を変更]し、この RMeCabInstall.bat をダブルクリック してください. これでインストールは完了です.さっそく機能を試してみてください. なお試用データセットを用意しています. http://cms.ias.tokushima-u.ac.jp/index.php?RMeCab#data ********** Windows版 R でうまくいかない場合 ********** 5. MeCab? はデフォルトのままインストール先を変更しなかったが, Rのライブラリフォルダがユーザフォルダになっている場合, XPのユーザーであれば RMeCabInstallXP.bat を, またVistaのユーザーはRMeCabInstallVista.bat を実行して, 設定を行ってください.それそれダウンロードしたファイル名から拡張子 .txt を取り除いておきます。これでインストールは完了です. 6. ここまでの手順でうまく動作しない場合 . 1. MeCab? と R のインストール先を独自に変更した場合や RMeCab? が 動作しない場合は以下を手作業で実行してください. A. MeCab?をインストールしたフォルダ内の bin フォルダに libmecab.dll というファイルがありますので, これを R のライブラリ関連フォルダ library にインストールされた RMeCab?パッケージフォルダ内の libs フォルダ内にコピーします. B. 例えばインストール先が E:\Program Files\MeCab ならば, その lib フォルダ内に libmecab.dll というファイルがあります. これを R のライブラリ関連フォルダに作成された RMeCab?パッケージ用 のライブラリフォルダ libs にコピーします.例えばRのインストール 先が E:\Program Files\R\R-2.*.* ならば,その library という フォルダの中に RMeCab\libs? というフォルダがありますので, そのフォルダ内に libmecab.dll をコピーしてください. C. R のインストール先に RMeCab パッケージ用のライブラリフォルダ が存在しない場合,別の場所,すなわちユーザーフォルダにインストール された可能性があります. 例えば個人名のフォルダの中に 「ドキュメント」->「R」->「win-library」->「2.*」があり, その中に RMeCab?\libs フォルダがあるかもしれません。 Rのコンソール画面で .libPaths() と実行すると分かります. 以下は Vista Home Basic にR-2.10.0をインストールし、 続いてRMeCab? をインストールした直後に実行した結果です。 > .libPaths() [1] "C:\\Users\\ishida\\Documents/R/win-library/2.10" [2] "C:/PROGRA~1/R/R-210~1.1/library" この場合は libmecab.dll を最初の win-library/2.10 の中の RMeCab\libs? というフォルダの中に手作業でコピーしてください。 ********** 以上:Windows版 R でうまくいかない場合 *********** インストールなどに問題が生じた場合は、遠慮なく以下へお問い合わせください。 その際、サブジェクト(題名)に RMeCabについての質問 と記載してください。 ishida.motohiro@(あっとマークを半角に変えてください)gmail.com ############################################################################ # # # Macintoshユーザーの皆様へ # # ############################################################################ Snow Leopard への対応 * Leopard のときに MeCab? をコンパイルし,その後 Snow にアップデートした方. MeCab はそのまま R(32bit) と RMeCab_0.86.tgz を組み合わせてお使い下さい. * Snow にアップデートあるいはクリーンインストールし,その後で改めて MeCab をインストールする方. R64 とバージョン RMeCab_0.86_R_x86_64-apple-darwin9.8.0.tar.gz. をご利用ください.ダウンロード後ファイル名を RMeCab_0.86.tgz と修正する必要があります。  本書用のスクリプトファイルRMeCab.Rの実行方法   本書のスクリプトファイル内のコードを実行するには、 実行したいコードを範囲指定してから   [りんごマークのキー(コマンドキー)]を押しながら [Enterキー] を押すと、   コードが R のコンソールに自動的にコピーされ、実行されます。  MeCabのインストール Mac Port 版 mecab はインストールしないでください. インストールしてある場合は完全削除して下さい. また Leopard にはデフォルトで MeCab が    Mac ユーザーの方は次の手順で MeCab をインストールしてください. Mac OS X 10.5 以降には MeCab が入っているようですが,文字コードが RMeCab の設定とは異なりますので,改めてインストールください. インストール先が異なるので、もとの MeCab が上書きされることはありません。 なお,ファイルのダウンロードでは,Ctrl キーを押しながら ファイルをクリックしてください. そして「リンク先のファイルをダウンロード」を選んでください. さもないとファイル名が変更されてしまいます MeCabのインストールには開発環境 (Xcode Tools, X11) が必要です。 Macに添付のDVDからインストールできます。 開発環境のインストールは以下のサイトを参考にしてください。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~tzwada/Mac/xcode/index.html (この場を借りましてサイト作者の方に感謝いたします) OS X 10.3 以前の環境では、開発環境類はサイトからダウンロードが必要です。 http://support.apple.com/downloads/X11_for_Mac_OS_X_1_0 MeCab ファイルをダウンロードします。Ctrlキーを押しながらクリックして、 [リンク先を保存] を選びます。 http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=177856&package_id=204917 から本体 mecab-0.98.tar.gz と辞書mecab-ipadic2.7.0-20070801 を ダウロードし、コンパイルとインストールを次の手順で行います。 ファイルは解凍しないで、適当なフォルダに移動ないし、コピーします。 たとえば Finder を開いて、自分のアカウント名のフォルダに 移動ないしコピーします。アカウント名を ishida とします。 Finderを開いて 「アプリケーション」->「ユーティリティ」->「ターミナル」を起動します。 以下の $ マークより右の部分を一行入力しては Enterキーを押していきます。 # ** はファイルのヴァージョン番号に変えること MyMac:~ ishida$ cd MyMac:~ ishida$ tar zxvf mecab-0.**.tar.gz MyMac:~ ishida$ cd mecab-0.** MyMac:~ ishida$ ./configure --with-charset=utf8 MyMac:~ ishida$ make MyMac:~ ishida$ chmod 700 install-sh MyMac:~ ishida$ sudo make install # 辞書のインストール MyMac:~ ishida$ tar zxf mecab-ipadic-2.7.0-20070****.tar.gz MyMac:~ ishida$ cd mecab-ipadic-2.7.0-20070**** MyMac:~ ishida$ ./configure --with-charset=utf8 # エラーが出る場合は,PATHを通してみてください # 以下の一行を実行します. # $ export PATH=/usr/local/bin:$PATH MyMac:~ ishida$ make MyMac:~ ishida$ chmod 700 install-sh MyMac:~ ishida$ sudo make install # 今後のために PATH を追加しておくとよいでしょう MyMac:~ ishida$ echo $PATH # を実行して表示された内容に /usr/local/bin が含まれていない場合は # ホームディレクトリに戻って MyMac:~ ishida$ cd # 次のコマンドを実行しておきます. MyMac:~ ishida$ echo 'export PATH=/usr/local/bin:$PATH' >> .bash_profile # 引用符はシングルコーテーションです ターミナル上で mecab の動作を確認するには、はじめに文字コード設定を  UTF-8 にしてください。メニューの [ターミナル] -> [ウインドウ設定] ->[ディスプレイ] の下で文字コード UTF-8 を選びます。 MyMac:~ ishida$ mecab と打ち込むとユーザーの入力を待ちますので、 日本語を入力してEnterキーを押します。 終了するには、[Enterキー]を押しながら アルファベットの[ C ]を押します。 本書 51ページ  Macintosh版 R での RMeCab のインストールと読み込み方 Macitontosh用のRMeCab_0.**.tgzを名前を変えないようにダウンロードします。 解凍はしません。 R を起動して、のメニューの [パッケージとデータ] から [パッケージインストーラ] を選び、 [このコンピュータ上のバイナリパッケージ]を選んで [install] を押し、 RMeCab_0.**.tgz を選択します。 Rのコンソールには [引数libが欠けています] という警告メッセージが出ますが、これは異常ではありません。これでインストールは完了です。 本書用のデータ data.tar.gz をダウンロードし、ダブルクリックして解凍します。 解凍された data フォルダを Finder で自分のアカウントフォルダに移動します。 R のメニューの [パッケージとデータ] から [パッケージマネージャー] を選び、 [RMeCab] の行の左端の [ [] 未ロード] の前の白い四角にチェックを入れる。 チェックしたら、このウィンドウを閉じます。 メニューのファイルから文書を開くでダウンロードした dataフォルダ内の  RMeCab.R を選んでください。開くのに若干時間がかかります。 スクリプトコード内のコードの実行は、実行したい範囲を範囲指定した上で りんごマークのキー(コマンドキー)を押しながらEnterキーを押すと、 コードが R のコンソールにコピーされて実行されます。 グラフで日本語を扱うためには Macintosh の場合, 本書に付属の data.tar.gz を解凍し, data フォルダ内の dot.Rprofile の名称を .Rprofile と変更して ホームフォルダに置いてください. Finder ではドットで始まるファイルを表示作成できないようなので ターミナルから $ mv dot.Rprofile .Rprofile #とします. インストールに問題が生じた場合は、遠慮なく以下へお問い合わせください。 その際、サブジェクト(題名)に RMeCabについての質問 と記載してください。 ishida.motohiro@(あっとマークを半角に変えてください)gmail.com ####################################################### # # Linux 版バイナリ のインストール方法 # ####################################################### RMeCab_0.86.tar.gz (R-2.10.0), 32 bit RMeCab_0.86_R_x86_64-unknown-linux-gnu.tar.gz (64 bit R-2.10.2),64 bit (インストール前に RMeCab_0.8*.tar.gz と名前を変える必要があるかもしれません) 1. Mac版と同じ方法で MeCabをインストールし   次に以下のコマンドでRにインストールします.   getwd()関数で表示されたディレクトリにRMeCab_0.**.tar.gz があるとします. install.packages("RMeCab_0.**.tar.gz", destdir=".", repos = NULL) 開発環境の文字コードは UTF-8 でした.なおご利用は自己責任でお願いします. インストールに問題が生じたい場合は,以下にメールをお送りください. タイトルには RMeCab についての質問 と書いておいてください. ishida.motohiro@gmail.com ソースtar.gzファイルは石田のサイトから入手できます.cms.ias.tokushima-u.ac.jp