Ubuntu_fsck
ここを参考にメモを取っておく
_ badblocks
HDDは使用しているうちに不良セクタが発生し、ファイルが破損したりOSが不安定になる場合がある。不良セクタがあるかチェックするにはbadblocksコマンドを使用する。
アプリケーション > アクセサリ > 端末
を開き、
sudo badblocks -vs -o bad.txt /dev/デバイス名
とコマンドを打つと不良セクタのチェックが始まる(かなり時間がかかる。500GBで一時間以上)。-vオプションは詳細表示、-sオプションは進捗状況表示、-o ファイル名オプションは不良セクタ番号をファイルに出力する。デフォルトでは非破壊読み出しテストだけが行われるのでマウント状態でも可能(-wオプションを付けると不可)。不良セクタが無かった場合、
Pass completed, 0 bad blocks found.
と出力されて終了する。不良セクタがあった場合、bad.txtに出力されるので、
sudo umount /dev/デバイス名
とコマンドを打ってそのHDDを一旦アンマウントし、
sudo fsck -l bad.txt /dev/デバイス名
とコマンドを打つことで、出力されたセクタ番号を使用しないように設定できる。
不良セクタが大量にある場合はHDDの寿命が近づいているかもしれないので早急にバックアップを取った方がよい。また購入したばかりのHDDから大量の不良セクタが検出された場合は初期不良の可能性がある。
また、フォーマットをし直すと不良セクタが消える場合もあるらしい。
_ fsck
ファイルシステムがext3の場合、UbuntuはHDDを数十回マウントする(電源をいれてUbuntuを起動する)と、自動的に起動時にfsckを実行するようになっている。デスクトップPCとして使っている場合すぐにその上限に達して頻繁にfsckが行われることになるので、その間隔を変更する。まずパソコンを起動し、OS選択画面でUbuntuをrecovery modeで起動する(GUIが立ち上がらず、真っ黒なコンソール画面のまま起動する)。するとrootで起動するので、
init 1
とコマンドを打ってシングルユーザモードになり、
mount -o remount -rn /
のコマンドで、/をリードオンリーで再マウントする。
df
で/が割り当てられたHDDを確認し、
tune2fs -c 1024 /dev/デバイス名
とコマンドを打って、fsckまでのマウント回数の上限を1024に、
tune2fs -i 0 /dev/デバイス名
とコマンドを打ってfsckまでの期間を0にする。後は、
reboot
コマンドでパソコンを再起動する。